なぜ枝毛ができる?抜くべき?枝毛ができる原因と治し方、ケア方法を解説

なぜ枝毛ができる?抜くべき?枝毛ができる原因と治し方、ケア方法を解説

髪の毛の先端が細かく裂けてしまう枝毛。
鏡で見つけると気になってしまい、思わず抜いたり引っ張ったりしてしまう人も少なくありません。
しかし、枝毛は髪のダメージのサインであり、誤った対処をすると状態をさらに悪化させてしまうことがあります。
そこで本記事では、枝毛とは何かという基本から、枝毛ができる原因、抜くべきかどうかの判断、そして日常でできるケア方法まで詳しく解説していきます。

枝毛とは

枝毛とは、髪の毛の先端や途中の部分が縦方向に裂けてしまった状態のことを指します。
英語では「split ends」と呼ばれ、髪のダメージを象徴する代表的なトラブルの一つです。

髪の毛は大きく分けて、外側からキューティクル、コルテックス、メデュラという構造でできています。
このうちキューティクルはうろこ状の層が重なっており、髪の内部を保護する役割を持っています。しかし、何らかの理由でキューティクルが剥がれたり傷ついたりすると、内部の繊維が露出し、髪の先端が裂けるように分かれてしまいます。
これが枝毛です。

枝毛にはいくつか種類があり、単純に二つに分かれるタイプだけでなく、三つ以上に裂けたり、途中から裂けたりするケースもあります。
いずれにしても、一度枝毛になった部分は自然に元の状態へ戻ることはありません。
そのため、枝毛は髪のダメージが蓄積しているサインと考えることができます。

枝毛ができる原因

枝毛ができる原因は一つではなく、日常生活のさまざまな習慣が関係しています。
特に大きな要因として挙げられるのが「物理的ダメージ」「熱ダメージ」「化学ダメージ」「乾燥」です。

物理的ダメージ

ブラッシングの際に強く引っ張ったり、濡れた髪を無理にとかしたりすると、キューティクルが傷つきやすくなります。
また、髪同士の摩擦や、タオルでゴシゴシとこするような乾かし方も枝毛の原因になります。
髪は思っている以上に繊細で、日常のちょっとした摩擦でもダメージが蓄積していきます。

熱ダメージ

ヘアアイロンやコテ、ドライヤーなどの高温のスタイリング機器は、使い方によっては髪の水分を過剰に奪い、内部構造を傷めてしまいます。
特に高温で同じ部分に長時間熱を当てると、髪のタンパク質が変性し、枝毛や切れ毛の原因になります。

化学ダメージ

カラーリングやパーマなどの化学処理も、枝毛の大きな要因です。
これらの施術では薬剤によってキューティクルを開き、髪の内部に作用させるため、どうしても髪への負担がかかります。
頻繁なカラーや強い薬剤の使用は、キューティクルを弱らせ、枝毛ができやすい状態を作ってしまいます。

乾燥

さらに見落とされがちなのが乾燥です。
髪の水分量が不足すると、キューティクルがめくれ上がりやすくなり、ダメージが進行しやすくなります。
紫外線やエアコンの風、季節的な湿度の低下なども髪の乾燥を引き起こす要因となります。

枝毛は抜くべき?放置すべき?

枝毛を見つけたとき、「抜いてしまった方がいいのでは?」と思う人も多いかもしれません。
しかし、枝毛を抜くのは基本的におすすめできません。

髪の毛を無理に引き抜くと、毛根にダメージを与える可能性があります。
毛根は髪を生み出す大切な部分であり、繰り返し刺激を与えると毛周期が乱れる原因にもなります。
また、抜いたからといって枝毛の原因がなくなるわけではないため、根本的な解決にはなりません。

では放置すればよいのでしょうか。
実は、枝毛をそのまま放置するのもあまり良い方法とはいえません。
枝毛は裂けた部分からさらにダメージが広がることがあり、髪の途中まで裂けてしまうこともあります。
その結果、切れ毛が増えたり、髪全体の見た目がパサついてしまったりすることがあります。

もっとも一般的でおすすめの対処法は、枝毛の部分をカットすることです。
美容院で毛先を整えてもらうのが理想ですが、最近では枝毛専用のカッターも販売されています。
枝毛カッターは飛び出した枝毛部分だけをカットする仕組みになっており、髪の長さを大きく変えずに整えられるのが特徴です。

枝毛カッターの例(Amazonリンク)

枝毛カッター

ただし、使い方を誤ると必要以上に髪を切ってしまうこともあるため、頻繁に使いすぎないよう注意が必要です。
髪全体のダメージが多い場合は、思い切って毛先を数センチカットする方が、結果的にきれいな髪を保ちやすくなります。

枝毛のケア方法

枝毛を完全に「治す」ことは難しいものの、適切なケアを行うことで新しい枝毛の発生を防ぎ、髪の状態を改善することは可能です。

まず大切なのが、シャンプーやトリートメントの見直しです。
洗浄力が強すぎるシャンプーは、頭皮だけでなく髪の必要な油分まで取り除いてしまうことがあります。
髪のダメージが気になる場合は、アミノ酸系など比較的マイルドな洗浄成分を含むシャンプーを選ぶとよいでしょう。また、トリートメントやコンディショナーで髪の表面をコーティングし、水分や栄養を補うことも重要です。

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次に、ドライヤーの使い方にも気を配りましょう。
濡れた髪はキューティクルが開いており、非常にダメージを受けやすい状態です。お風呂上がりはできるだけ早く乾かし、ドライヤーは髪から適度な距離を保って使用します。
洗い流さないトリートメントやヘアオイルを使うと、熱ダメージの軽減にもつながります。

ブラッシングの方法も見直してみてください。
髪が絡まっているときに無理にブラシを通すと、摩擦によってキューティクルが傷つきます。
まずは毛先から優しくほぐし、徐々に根元へ向かってとかすようにするとダメージを抑えられます。

さらに、紫外線対策も意外と重要です。
紫外線は髪のタンパク質を劣化させ、キューティクルを傷める原因になります。
長時間屋外にいる場合は、帽子をかぶったり、UVカット効果のあるヘアケア製品を使ったりするとよいでしょう。

定期的に美容院で毛先を整えることも、枝毛予防には効果的です。
2〜3か月に一度程度のカットを行うことで、ダメージが広がる前にリセットすることができます。

まとめ

枝毛は誰にでも起こりうる髪のトラブルですが、その多くは日常の習慣と密接に関係しています。
見つけたときに無理に抜くのではなく、適切にカットし、日々のヘアケアを見直すことが大切です。
シャンプーやドライヤーの使い方、ブラッシングの方法など、毎日の小さな積み重ねが髪の状態を大きく左右します。
枝毛の原因を理解し、ダメージを抑えるケアを続けることで、指通りのよい健康的な髪をめざしていきましょう。